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​採血

血の検査では、ご存知の通りさまざまなことがわかります。

心不全のバロメーターとして、BNPやNT-proBNPをみます。一応基準値が設けられていますが、個人によって数値の変動がバラバラなので誰かと比較するのではなくて、自分の数値の変動を継時的にみていくものです。

 

また、心臓の働きが悪くなることによって、さまざまな臓器にも支障がでてきます。

腎臓は、BUN(尿素窒素)、クレアチニン、e-GFR

肝臓AST、ALT、γ-GTP、アルブミン、グロブリン、ビリルビン

などが挙げられます。

貧血のチェックには、Hb(ヘモグロビン)です。

なぜ心不全が貧血に結びつくのか?と疑問に思われるかもしれませんが、

血流不足による低栄養状態や、消化管での鉄分の吸収障害のせいで血が十分に作れない状態になっていることが考えられます。

もしくは、むくみのせいで血液の中に水分が多くなっているため、濃度の見かけ上貧血であることもあります。

それぞれの検査で引っかかる項目があれば、原因は何なのか、さらに詳しい検査をすることもあります。

ざっと、採血をして何を調べたいのかをおおまかに挙げてみましたが、

もちろん、それ以外の項目も調べています。

採血結果の紙をもらって、項目の多さに「そんなに悪いところがあるのか!?」とビックリすると思いますが、スクリーニング(病気発見の最初の関門)と捉えていただければと思います。

各項目の詳しい説明は、インターネットで検索していただければ、詳しく正しく解説してくれているので、

そちらをご活用くださいませ。

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