​点滴

急に心不全が悪くなったり、内服だけでは全身の血流が十分に確保できない時は、点滴で血液の中に直接薬を入れます。

​症状や個人の病状によって使う薬や量は異なることがありますが、代表的な薬は強心薬です。

そのほかに不整脈を和らげる薬や血圧を補正する薬などが使用されます。

呼吸の状態が悪い時は酸素マスクやカヌラ・カニューラ(鼻から吸入)をつけることもあります。

顔全体にマスクをつけてベルトで固定する、NPPV(BiPAP/バイパップ)という物を使う時もあります。

ちなみに、

心臓の病棟でよくみる点滴は、

ドブタミン・ドブポン(強心作用)

ミルリノン(強心作用・血管拡張作用)

ニトログリセリン(血管拡張作用)

ハンプ(ゆる〜く利尿作用・血管拡張作用)

などがあります。

心機能の低下や不整脈などによって血流に淀みがあって、血栓ができるリスクが高い人には、

血をサラサラにしてくれるヘパリンも合わせて使用します。

 

時には、

ノルアドレナリンが使用されることもありますが、ノルアドはハイパー強力な強心作用と心拍数の増加・血圧の上昇をしてくれる薬なので、心臓が悪い人に敢えて初めからあまり長い時間投与するのは……。。。って感じです。

基本的に心不全の人にはあまり水分を入れたくないので、

全体の液量を減らすために薬の濃度を濃くしてあります。

 

 

普通に腕の静脈から点滴を入れてもいいんですが、

薬が濃いので、すぐ血管炎になって痒くなったり腫れたりして、血管が詰まってしまいます。

 

持続的にしっかり薬が入らなくては意味がないので、

そうならないように

心臓の手前まで点滴の管を入れて、確実に心臓〜全身に点滴を入れる手段がとられます。

それがCV(シーブイ・中心静脈カテーテル)です。

首や上腕から点滴の管を入れて管理します。

※カテーテル検査の要領で入れます。痛い。

血管炎を起こす心配は少ないですが、

心臓まで管が通っているので、刺しているところから感染してしまったら大変です。

刺入部は不潔にならないように念入りにイソジンで消毒した後、透明のテープでガッチガチに固定されます。

シャワー浴が制限されることもあります。

​つらい!!

PICC(ピック)っていう腕から細い管を入れるのも最近あります。

PICCなら、シャワーできます。

私はPICCを入れると、どうしても腕の神経に当たって痛くて手を動かせないくらいだったので、無理でした!!

水分が増えると、循環血液量が増えて心臓の仕事が増えるからです。しんどいのに仕事を増やされては心臓はたまったもんじゃありませんw

© 2019 by DCM nurse Haruka

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