
開胸の手術をしたら絶対ついてくる
ドレーン。
しかも4本。
肺に血が溜まるのを防いだり、術中に入り込んでしまった空気を抜いたりして、術後に肺がちゃんと膨らんで機能するために左右の胸腔(肺の近く)に管を入れる
2本。
心臓を切ったり縫ったりする手術なので、心臓の周りも血が溜まりやすいために入れられる
1本。
胸骨周辺(縦隔(じゅうかく))に、出血がたまらないようにするための
1本。
心臓も肺も元通りに機能してもらわないといけないので、
全部大事なの。
は、わかる。
けど、胸とお腹の間に太いチューブが4本ぶっ刺さって縫い留められてるので、
常につっぱってる感じがするし、
体を動かす時は引っ張ったり変な角度にならないように4本に注意を払いながらしないといけないので、
やっかい。
持続的に吸引圧をかけられてるので、
直接の手術の傷よりも地味にドレーンが
1番痛い。
吸引圧をかけるために、水と空気のバランスを取っている所がコポコポ言ってて
うるさい。
ここは熱帯魚の水槽の中か!?

ってか前回こんなに音してたかな?
使っている機械が違えばコポコポ音も違うのか?
これは未だに謎です。
ほんでもって、ドレーンの穴の場所が
左右のチチ下!
オブラートに包んで言うとアンダーバストですね。
ここって女性がおそらく1番汗をかく場所だと思うんですけど。
術後は熱出て絶対汗かくよね?
ここにたまるよね?
痛いねんけど!!
最短ルートとはいえ、なんでココに…
前回はもうちょっと低めの位置やったよ?
女性の体をもう少し配慮していただきたかったところであります…。
特にわたし、汗かきなんで。
そんな苦のかたまりが
ついている時間は本当に長ぁ〜〜く感じます。
はぁ…
まだドレーンの色が薄い血の色してるわ。
(理想は薄い黄色の漿液性)
はぁ…
3時間で50mlも出てるわ。まだまだやな…
(理想は1日200ml以下)
はぁ…
うまいこと排液できるようになるかわからんけど座ってみるか。。
あぁ汗かいて痛い…
結局、
心囊・縦隔ドレーンを抜いてもらったのが手術から4日後
胸郭ドレーンはそれから3日後の術後1週間目で
抜いてもらいました。

長かったー(TT)
「明日抜こうかな?」
「いや、やっぱり今日はやめておこう。」
の繰り返しが何度もあって
メンタルやられました…。
「いつまで。」ってわかってたら
つらさも緩和されるのにね。
わからないものを待つのは
本当につらくて長い。
…ということが
今後も起こることを私はまだ知らない。
(予告)

〜余談〜
ドレーンを抜いたあと留置していた糸でドレーンの穴を結んで閉じるんですが、
胸腔の太めのドレーンを抜いて、糸で塞ぐ時に
先生が傷口が絶対開かないようにしっかり結びたかったのか、渾身の力で引っ張ったので、
あぁああ〜イターーーい!!!!
と叫んで、冷や汗ダラダラになりました。
身がちぎれて失神するかと思ったわ。
・・・わたし何か先生に恨み買うことしたかな…?
(´-`).。oO