​​自分の心臓、さようなら。

心臓移植

心臓ごと取り替える治療、それが心臓移植です。

​心臓移植を受けたいならば、「厳しい条件」をクリアしなければ、申請することはできません。

2018年9月末現在で、714名の方が心臓移植を希望されています。

毎年心臓移植手術は40〜50件程度です。

移植待機中に、補助人工心臓の合併症(脳出血・脳梗塞・感染等)や心不全の悪化、死亡により、待機リストから除外される方々もいらっしゃるため、だいたい5〜8年​待ちとなっています。

また、血液型やリンパ球の型などのドナーさんとの相性(拒絶反応を起こさないように)があるため、待機期間はバラバラです。

心臓移植は、脳死によって亡くなられた方からの臓器提供によって成り立つ(生体心移植はありえない)ので、常に複雑な思いで待機期間を過ごすこととなります。

なぜ、自分は誰かの善意による心臓をいただいてまで生きなければいけないのか。

その理由を明確にして、決心することが大切です。

また、心臓移植を受けることができたからといって、

それが、イコール完治ではありません。

 

いただいた心臓を、大事に長く使わせていただくために、

拒絶反応を起こさないように、大量の免疫抑制剤を決められた時間にきっちりと服用しなければいけません。

免疫抑制剤には必ず副作用があり、

病気に感染しやすくなったり、ガンができやすくなったり、

高血圧・高脂血症・代謝異常(太りやすくなる)、消化器の炎症や、臓器の機能障害を起こしたりする可能性があります。

そのため、

常にマスクを着用、生ものは食べない、調理後2時間以内に食べきる、手洗いうがい・手指のアルコール消毒を頻繁に

おこなうなどの注意が必要です。

また、副作用に対してあらたな薬が追加されることが多く、一生薬は手放せません。

 

移植した心臓に何かトラブルがおこっていないかを、きっちり調べるために、カテーテル検査が頻繁におこなわれます。

​術後は毎週検査をし、落ち着いてきたら毎月検査…というふうに、検査のための入院も必要となります。

移植したあとも、健康な人と全く同じ生活をおくることは難しく、

社会復帰も、体調をみながら・ゆっくり・できる範囲で していくことになります。

心臓移植についてのことは、日本臓器移植ネットワークをご参照ください。

移植登録者数や、移植数などについては、日本臓器移植ネットワークの 移植に関するデータ をご参照ください。

© 2019 by DCM nurse Haruka

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