心臓移植・補助人工心臓
重症心不全により、さまざまな治療をおこなっても改善が見込まれず、余命が短いことが考えられる場合、心臓移植による治療を考えなければなりません。
現在の日本では、心臓移植の対象となる病気として、拡張型心筋症・肥大型心筋症を中心とした、難治性心疾患で65歳未満の患者に限られています。
しかも、他の臓器(肝臓・腎臓・肺など)の機能が低下していたり、ガンがあったりすると移植適応外とされます。
心臓移植までの道のりは以下の通りです。

重症心不全・重症の不整脈があって
薬だけでの治療では不十分である
重症心不全・重症の不整脈があって
薬だけでの治療では不十分である
本人と家族が移植治療について理解し、健康状態
の自己管理や周囲が協力できる体制である
移植登録に必要な検査
胃カメラ・腸カメラ・全身CT・MRI
採血(腫瘍マーカー・糖尿病・感染症・全身性疾患の有無)
など
心臓カテーテル検査
による心機能の評価
通院・入院病院での
心臓移植検討会による協議
日本循環器学会による
心臓移植委員会での協議
移植用の採血
(ドナーが見つかった際に
臓器の適合試験をするため)

約2〜3ヶ月



日本臓器移植ネットワークへの登録
待機日数カウントスタート
入院治療
(点滴・補助人工心臓による
心機能の維持・回復)
補助人工心臓植え込み
退院して
在宅療養
月1回の外来通院

約5〜7年
(2017年時点)
