胸部レントゲン(X線)

骨折=レントゲンっていうイメージがありますが、レントゲンは骨を見るだけのものではありません。

​心臓の分野では、心臓の大きさや肺の様子を見るのに撮影されます。

心臓の動きが悪くなってくると、心臓に帰ってきた血液がうまく次へ送り出せなくなってきて、心臓の中で血液の渋滞が生じるために心臓が大きくなります。

一時的ならいいんですが、ずっと心臓の筋肉が伸びているので、そのうち心筋が壊死(細胞が伸びきったまま)してきます。例えるときつめのパンツを履きすぎてゴムが伸びきってどうしようもない状態です。

 

その状態を簡単な方法で見ることができるのが、心胸比胸郭の長さに比べて心臓の横幅が何パーセントくらいか)です。肋骨と心臓はレントゲン上で必ず白く映るので継続的に観察しやすいんです。

心臓が十分な働きを果たせないままだと、肺の血流もとどこおり、肺がうっ血(血液の渋滞)してきます。

肺うっ血では、運動した時に普段以上に息苦しい、動悸がする、さらに進行すると横になると息苦しい、咳が出る、爪や唇などが紫色(チアノーゼ)などの症状が現れます。

 

肺のうっ血がさらに進むと、血管外にも血液の水分が染み出します。こうなるともう肺がびちゃびちゃで呼吸どころじゃありません。めちゃめちゃ息苦しくなります。いやそれどころじゃなくて、命にかかわります。

そんな時にレントゲンを撮影すると、肺の部分が不明瞭になり、真っ白くうつります。

致命的なサインは早期発見に越したことはないですね。​

© 2019 by DCM nurse Haruka

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